2018年04月24日
ロコモ対策の第1歩は筋肉と靭帯
健康な骨や筋肉、関節にも、加齢や重労働、肥満などの負荷がかかることで運動器疾患の発症につながる可能性があり、
知らないうちにロコモの道を進んでいます。まだ若いから・・・と油断せず、早めのロコモ対策を!第一歩は丈夫な筋肉と靭帯の維持から。
ロコモって何?
加齢にともない骨や関節、筋肉など運動器の働きが衰えると、歩行や日常生活に支障をきたし自立度が低下。介護が必要になったり、寝たきりになる状態のこと。
筋肉と靭帯の重要な役割
筋肉は伸縮することで体を動かし、靭帯は骨と骨をつなぎ関節を安定させる役割を担っています。これらが機能しなければ、関節や骨への負担も大きくなります。筋肉量の維持や靭帯の健康を保つことがロコモ予防にとって非常に重要です。
体を動かす筋肉
筋肉には骨格に付いている骨格筋、内臓などの壁を作る平滑筋、心臓を動かす心筋の3種類があります。体を動かす骨格筋の衰えは感じやすいものですが、のど仏をつり下げている平滑筋も年齢とともに衰え、嚥下(えんげ)機能にトラブルが起こりやすくなっていきます。
全身を支える靭帯
骨と骨をつなぎ、関節を形作る靭帯。結合組織の束が全身の関節を守り、安定させる重要な役割を担っています。靭帯はあまり伸縮
しませんが、大胸筋からバストの組織を支えるクーパー靭帯のように伸び縮みする靭帯もあります。
筋肉を強くする運動でロコモ対策
筋力の低下はロコモの負の連鎖への入り口。筋肉を鍛えることで良い連鎖に変えましょう。
骨格筋の強化はもちろんですが、普段はあまり気にしない喉の筋肉を鍛えることも大切です。簡単な運動をコツコツ続けてロコモ対策を!
筋肉と靭帯を強くする食生活
エネルギーが不足すると・・・筋肉が減少する
筋肉は50代から衰えが顕著になり、80代ではピーク時の約40%減少すると言われています。
せっかく運動をしても食事をきちんと摂らなければ、痩せて筋肉が減少。筋肉量を増やし、筋力を高めるには、材料となるたんぱく質が不可欠ですが、エネルギー源となる炭水化物や脂質の摂取も大切です。
エネルギーが不足すると、筋肉を構成するたんぱく質を使ってエネルギーを生み出そうとするからです。
筋肉と靭帯をサポートする成分
関連商品
●エラスチン
●アミノ酸1000
●ビタミンB群
●コラーゲン粒
●コラーゲンプレミアム
参考文献:
村岡功 監修 『運動・からだ図鑑 筋肉・関節・骨のしくみ』
西山耕一郎 著 『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』
公益財団法人体力つくり指導協会 監修 『公園うんどうで寝たきりを防ぐ!』
中村耕三(2012). 「日本老年医学学会誌49巻4号」『ロコモティブシンドローム(運動器症候群)』,393-401
日本整形外科学会公認ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト 『ロコモチャレンジ!』(2018年1月24日アクセス) |