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トップページ >健康コラム >夏も油断大敵!高血圧
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夏も油断大敵!高血圧

2017年07月20日

高血圧とは

心臓は血液を循環させて酸素や栄養を全身に送る、ポンプの役割をしています。血圧はこの心臓の拍動によって生じ、心臓が収縮して血液を送り出した瞬間に最も高い圧力がかかります。これが『収縮期血圧』(上の血圧)。心臓が拡張して血液が戻ってきたときは、圧力が最も低く『拡張期血圧』(下の血圧)といいます。この圧力が大きくなって心臓や血管に、慢性的に大きな負担がかかっている状態を高血圧といいます。ストレスや喫煙、加齢などで動脈硬化が起こっていると血流が悪くなり、高血圧が起こりやすくなります。
寒暖差も血管に大きなストレスをかけるため、血圧が高くなる季節は冬場と思われがちです。しかし近年の異常気象による猛暑で、冷房の効いた室内と屋外の極端な寒暖差が夏場にも生じているため、油断大敵です。


診察室で測定した場合の血圧値分類


高血圧症とは

慢性的に血圧が高いことを高血圧症といいます。高血圧は原因によって「本態性」と「二次性」の2つに分類されます。通常私たちが呼んでいるのは本態性で、高血圧患者の約90%を占めます。本態性とは、原因がわからない場合に使われる医学用語で、多くの因子によって引き起こされる高血圧です。生活習慣と遺伝的要因の2つの大きな因子が複雑に絡み合って起こるものと考えられています。
一方、二次性は主に次の4つのトラブルが根本的な原因としてあり、付随して高血圧が起こります。
●腎臓の病気に伴うもの
●内分泌臓器の病気に伴うもの
●血管の病気に伴うもの
●服用している薬剤によるもの

これらは高血圧患者の10%程にすぎませんが、30歳以下の過半数が二次性高血圧といわれています。


年齢別にみた高血圧症の診療を受けた人の割合


放置すると危険

高血圧は、血圧が高いこと自体が怖いのではなく、放置すると、命に関わるような重大な病気を引き起こすことが、怖いのです。また、高血圧はサイレントキラーと言われ、自覚症状はほとんど現れません。そのため発見も遅れがちになります。その間、知らないうちに血管への負担が大きくなり、血管の老化ともいえる動脈硬化が進んでいきます。


動脈硬化が起こるしくみ


血圧と血管は深く関わりがあります。動脈硬化で血管の弾力が失われたり、内腔が狭くなると血液が流れにくくなって、さらに血圧が高くなるという悪循環に陥ります。そして脳卒中や心筋梗塞など、突然死や寝たきりの原因となる重大な病気につながります。
高血圧の改善は、血圧を下げることそのものが目的ではなく、将来起こり得るかもしれない合併症を防ぎ、健康寿命をのばすことにあります。血圧を少し下げるだけでも脳卒中や心筋梗塞を予防できるといわれており、食事や運動など生活習慣の改善で血圧が下がることもわかっています。また、まめに血圧を測ることも大切です。


高血圧と動脈硬化の悪循環で起こりうる合併症 脳梗塞 脳出血 くも膜下出血 狭心症 心筋梗塞 慢性腎臓病 腎不全


生活習慣で血圧を下げるポイント

●減塩

日本人の1日の平均食塩摂取量は男性11g、女性9.2g。塩分の摂り過ぎは高血圧の原因になります。香辛料や酸味などで工夫して味付けし、1日男性8g、女性7g以下を目標にしましょう。

●バランスの良い栄養

栄養素の偏りをなくし、特に野菜や果物が不足しないよう注意します。ナトリウムの排出を助けるカリウムや、血圧をコントロールするマグネシウムやカルシウム、食物繊維を積極的に摂りましょう。

●運動

毎日30分以上の運動が好ましく、ウォーキングなど有酸素運動がおすめ。起床と就寝時、仰向けになって両手両足を上げてブルブル振動させる「ゴキブリ体操」も毛細血管を刺激する手軽な運動です。

●体重管理

肥満の方は、高血圧になりやすい傾向に。血液を体の隅々までいき渡らせるために、心臓が強い圧力で送り出さなければならないからです。BMI(肥満度指数)が25を超える方は減量を心がけましょう。

●お酒は適量を

適度なアルコールは血管の拡張を促し、血流を良くします。継続的な飲み過ぎは血圧を上げる原因に。1日ビール大瓶1本、日本酒1合前後、焼酎半合が適量です。

●サラサラ成分を摂る

イワシやサバなど青魚の脂に豊富なDHAとEPAには、血液中の余分な脂肪分を取り除き、血液をサラサラにして血流を良くしてくれると言われています。魚が苦手な人には手軽に成分が摂取できるサプリメントがおすすめです。


関連商品

DHA(ドコサヘキサエン酸)
EPA(エイコサペンタエン酸)

参考文献:
主婦の友 編 『初めて知る高血圧』


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