2017年06月21日
肝機能を高める栄養の宝庫
牡蠣は良質のたんぱく質やビタミン、ミネラルをバランスよく含むことから「海のミルク」と呼ばれています。うま味の素はタウリン、グリコーゲンをはじめ、アラニン、グリシンなどのアミノ酸によるものです。
タウリンが豊富で、肝臓の機能を高める3つの働きが注目されています。まず、胆汁の分泌を促して、肝臓の解毒作用を高める働き。次に肝細胞の再生を促進させる働き。そして細胞膜を安定させる働きです。
タウリンはまた、酵素の働きを助けることでアルコールの分解を早め、肝臓への負担を軽減させることも期待されています。他にも、血圧を正常に保ったり、血栓を防ぐ働きがあると言われています。
グリコーゲンは肝臓等に貯蓄されて即効性のエネルギーになり、肝臓の働きを活発にしてくれます。亜鉛や鉄、銅、カルシウム、セレンなどのミネラルも豊富で、特に亜鉛は過食部100gあたり約13mgの含有量は食品の中でもトップクラス。新陳代謝の促進や免疫力強化、味覚障害の予防に有効です。鉄や銅の含有量も多く、成長期の子供や貧血が気になる女性、ストレスの多い人にも大切な食品です。セレンは抗酸化作用に優れ、老化予防が期待されています。
牡蠣は生で食べる機会が多い食品ですが、体を冷やす作用があるので冷え性の人の多食は注意が必要です。また、普段は食べることのない牡蠣の殻も栄養豊富で、鎮静作用や不眠などの漢方薬に用いられています。
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