2015年12月09日
![注目の栄養素 カキエキス カキエキスは、カキから抽出したエキスのことで、海のミルクと呼ばれるほど栄養豊富。視機能や肝機能を高めたりと様々な効果が期待できます。](../1601/img/03/001.jpg)
![カキエキスの栄養成分 グリコーゲン 多糖類の一種で、貯蓄エネルギー源として肝臓などに蓄えられます。 タウリン 肝機能の活性化や血圧降下など、生命維持に必要な体の機能を助ける。 亜鉛 多くの補酵素の成分になり新陳代謝に不可欠。味覚の維持にも関与。 ビタミン 体の機能を調整、維持する有機化合物。エネルギー生産などに関与。 アミノ酸 たんぱく質を構成する最小の成分。疲労回復や成長を促進させる。 ミネラル 体の構成成分になったり、機能調節する単一の元素からなる栄養素。](../1601/img/03/002.jpg)
カキは栄養満点で忙しい人に最適
カキは良質のたんぱく質やビタミン、ミネラルを豊富に含むことから「海のミルク」と呼ばれており、タウリンや亜鉛、グリコーゲンもたっぷり含んでいま
す。タウリンはアミノ酸の一種で、栄養の吸収や解毒システムを整え、老廃物や有害物質を分解。また、体力や気力を回復させる働きも。亜鉛はホルモンのバランスを整え、グリコーゲンは即効性のあるエネルギーになります。グリコーゲンは秋から冬にかけて増えるので、この時期のカキは栄養成分がアップするだけでなく、うま味も倍増します。
![亜鉛含有量の比較 うなぎの9.4倍](../1601/img/03/003.jpg)
![カキエキスの栄養成分 グリコーゲン 多糖類の一種で、貯蓄エネルギー源として肝臓などに蓄えられます。 タウリン 肝機能の活性化や血圧降下など、生命維持に必要な体の機能を助ける。 亜鉛 多くの補酵素の成分になり新陳代謝に不可欠。味覚の維持にも関与。 ビタミン 体の機能を調整、維持する有機化合物。エネルギー生産などに関与。 アミノ酸 たんぱく質を構成する最小の成分。疲労回復や成長を促進させる。 ミネラル 体の構成成分になったり、機能調節する単一の元素からなる栄養素。](../1601/img/03/004.jpg)
![カキエキスのさまざまなチカラ](../1601/img/03/005.jpg)
![年々増えている肝機能異常](../1601/img/03/006.jpg)
![肝機能を高める 肝臓は主に代謝、解毒、胆汁の生成という重要な働きを担っています。カキエキスに豊富に含まれるタウリンは、肝臓で胆汁の分泌を促し、コレステロールの排出、また肝細胞の再生を促して肝機能を高める働きがあります。細胞膜を安定化させることもわかっています。 視機能を高める カキエキスに豊富なタウリンは、目の網膜に存在するアミノ酸の一種です。網膜の新陳代謝を促して角膜の修復を助ける働きがあり、眼精疲労や老年性の視力低下に効果的と言われています。](../1601/img/03/008.jpg)
![免疫力を高める 栄養状態と免疫機能は深く関わりがあり、特にたんぱく質やミネラルが不足すると免疫機能が正常に働かなくなります。カキエキスには良質のたんぱく質やミネラルが豊富。免疫力の向上に効果的です。 味覚を正常にする カキエキスに豊富な亜鉛は、細胞の生まれ変わりに欠かせない成分で、特に味を感じる味蕾の生成に欠かせません。亜鉛が不足すると味蕾の代謝が正常に行われず、味覚に障害が起こってしまいます。](../1601/img/03/007.jpg)
![血圧を正常にする タウリンは塩分の過剰摂取で起こる高血圧に有用と言われています。動脈硬化の予防だけでなく、交感神経を抑制する作用があるため、血圧を下げるのに効果的だと考えられています。 貧血を予防する カキには良質のたんぱく質と、造血に欠かせない鉄や銅などのミネラルが豊富に含まれています。また造血ビタミンとして知られるビタミンA、B2、B12、葉酸も含んでいます。](../1601/img/03/009.jpg)
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参考文献:
池上保子 監修『おいしいクスリ 食べもの栄養事典』
青野治朗.松尾みゆき 監修『体にいい栄養と食べもの事典』 |