2017年10月03日
全身に働きかけるミネラル 適量をバランス良く摂取
ミネラルは、体の構成成分になったり、機能を調節する大切な栄養素です。主な働きは「骨や歯など体の構成成分になる」「体液のバランスを調節」「酵素の構成成分になる」「神経や筋肉の動きを正常に保つ」など。ビタミンとの相互関係を持ちながら酵素と結びつき、食物の消化・吸収、老廃物の排泄やエネルギー産生など代謝の活性化を助ける働きもあります。
人の体の95%以上を炭素、水素、酸素、窒素の4元素が占め、残り5%をミネラル(無機質)と呼びます。
栄養素として不可欠なものを必須ミネラルといい、現在16種類。うち13種類に食事摂取基準が定められ、1日の摂取量が概ね100mg以上のものを「多量ミネラル」、100mg未満のものを「微量ミネラル」と分類します。カルシウムやマグネシウムなどは多量ミネラル。鉄、亜鉛、ヨウ素、クロムなどは微量ミネラルです。
日本人のミネラル摂取量は年々減少しています。不足の原因は、食物中のミネラル量の減少にあると考えられます。欧米の水に比べ日本の水のミネラル分が少ないように、もともと日本の土壌にはミネラルが少ないため、生育する野菜や果物にもミネラル分が少ないと考えられます。ミネラルは過不足なく、適量を摂るのが難しいためサプリメントで補うのがおすすめです。
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