2017年08月25日
紫外線が大きなダメージを与える!
●紫外線の種類
太陽光線の約半分が可視光線からなり、5%が紫外線、残りは赤外線です。日光は「暑い」「まぶしい」というイメージがありますが、暑いと感じるのは赤外線によるもので、まぶしく感じるのは可視光線です。紫外線はその波長によってA波(UVA)、B波(UVB)、C波(UVC)に分かれますが、地上に届くのはA波とB波のみ。暑くもまぶしくもないので、浴びている実感がなく、うっかり日焼けしてしまいます。
●肌への影響
A波は長波紫外線と呼ばれ、エネルギーは弱いもののジワジワと肌の奥へ浸透し、真皮層のコラーゲンを破壊してシワやたるみを引き起こします。雲を通過しやすいので、曇りの日でもUVAの照射量はあまり減りません。
B波は短波紫外線と呼ばれ、皮膚の表面で水ぶくれを起こすなど、皮膚へのダメージが強力です。
A波同様コラーゲンの老化を引き起こしますが、雲やガラスなどである程度遮られます。
湿度と気温の低下に要注意!
夏は湿度も気温も高く、汗や皮脂も多く分泌されるため、肌が潤っていると錯覚しがち。しかし冬になると湿度も気温も下がり、肌が乾燥しやすくなります。
健康な肌では角質層(表皮の一番表面にある層)に約30%の水分が含まれますが、これが30%以下になったのが「乾燥肌」。気温が下がり、空気が乾いて湿度が30%以下になると、角質層から水分が蒸発しやすくなります。ただし、人の肌には水分を守る「保湿成分」が存在し、それがきちんと働いていれば、湿度が0%になっても水分は蒸発しません。保湿成分をつくる力が低下すると、肌は乾燥してしまいます。さらに、保湿成分は年齢とともに生産量が低下。角質層の水分量も同時に減り、年を重ねると肌は乾きやすくなっていくため、早めの対策が必要です。
肌のターンオーバーは加齢とともに低下
「ターンオーバー」とは、入れ替わるというような意味ですが美容分野では特に、表皮の生まれ変わりのことを指します。表皮細胞が基底層(表皮の中の最下層)のところで新しく生まれ、約28日かけて角質化し、最後は垢としてはがれていく、このサイクルをターンオーバーと呼びます。
肌が生まれ変わる大切なターンオーバーですが、残念ながら年齢とともに速度が落ちてしまいます。
40代になると約40日かかるといわれています。このため表皮にできた傷の治りも遅く、シミもできやすくなります。肌がくすむ、硬くなる、乾燥がなかなか治らないといった状態は、ターンオーバーの速度が落ちてきている証拠かもしれません。
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参考文献:
吉木伸子 著 『素肌美人になるためのスキンケア基本事典』
吉木伸子 著 『美肌のひみつ』
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