2017年04月26日
体内で発生した活性酸素によって細胞が攻撃される『酸化』。この現象で生体機能が低下し、老化をはじめとするさまざまな病気を引き起こすことがわかってきました。
人は生まれて成長、発達、熟成を経て最終的に死を迎えますが、そのスピードや状態には個人差があります。活性酸素の発生をなるべく抑え、老化を遅らせましょう。
老化とは体の中が酸化していくこと
老化の原因には非常に多くの説が出ていますが、活性酸素によって身体の細胞や組織が酸化して機能が衰える、という説が注目され、解明されています。つまり血管や筋肉、骨、脳など体中で酸化が進み、老化現象が起こります。
人は1日に500リットル以上の酸素を体内に取り入れ、その酸素を使って食事で摂った栄養素を燃やし、エネルギーを作り出します。取り入れた酸素の約2%が強い酸化作用を持つ活性酸素に変わると言われ、さらに紫外線を浴びたりストレスを感じても発生。活性酸素は厄介なことに、さまざまな物質とくっつきやすく、周囲の細胞を次々と酸化させてしまいます。
始まりは細胞から。やがてどんどん広がる
私たちは生きている間、活性酸素から逃れることはできません。呼吸で取り込んだ酸素の一部が活性酸素に変わり、紫外線を浴びても活性酸素が発生します。さらには、喫煙や飲酒、過度なストレス、車の排気ガスや工場の排煙、ダイオキシンなどの化学物質、電磁波など。きりがないほど活性酸素の元であふれています。
活性酸素の活性とは反応しやすいという意味で、細胞の脂質とすぐに反応して過酸化脂質という物質に変化します。これがいわゆる『体のサビ』です。過酸化脂質は手当たり次第に酸化反応を起こし、細胞膜を破壊したりDNAを傷つけて、生活習慣病や老化などの原因になります。人には約60兆個の細胞がありますが、抗酸化物質を摂取するなど対抗しなければ、サビはどんどん広がります。
体内の抗酸化力は加齢とともに衰える
活性酸素の攻撃から身を守るため、私たちの身体には「抗酸化力」が備わっています。活性酸素を消去する能力のピークは20歳前後で、それ以降は徐々に衰え、40歳代になると活性酸素の悪影響が目立ち始めます。そして50歳を過ぎると老化を実感するだけでなく、病気にもかかりやすくなってしまいます。
抗酸化力の低下をカバーするためには、活性酸素を発生させない、増やさない努力が必要です。活性酸素の発生を抑え、酸化力を抑えるビタミン類やポリフェノールを摂取したり、飲酒や喫煙を控えたり、紫外線から身を守るなど生活習慣を改めることが重要です。
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参考文献:
白澤卓二 著 『図解 100歳まで効く!「抗加齢」の基本』
甲田光雄 著 『抗加齢への挑戦 アンチエイジング』
星崎東明 著 『ガンや老化の元凶 活性酸素』
松井英一 編 『細胞から元気になる!コエンザイムQ10 総合ガイドブック』
NPO法人KYG協会 編 『若さ・健康・長寿の源 核酸の魅力』
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