2016年12月16日
疲れ目を放置していませんか? 朝、目覚めてから寝るまでずっと働き続け、目は酷使されています。回復を怠ると、疲れ目や視力減退など目の不快な症状から頭痛、肩こりなど全身の不調を引き起こし、老化を加速させてしまいます。
疲れ目の原因を考え、適切なケアで目の健康を保ちましょう。
目の負担を増やす原因
■視力の低下
近視や遠視、乱視を総称して「屈折異常」といい、頑固な疲れ目の原因となり、肩こりや頭痛、全身の倦怠感などを引き起こします。ピントを合わせるのを助ける毛様体筋がオーバーワークになり、疲れ目につながります。
■老眼
老眼は見るものの距離に応じて厚さを変える水晶体の弾力性が失われ、近くのもののピントが合わなくなる状態。水晶体の厚みを調節する毛様体筋が見るたびに緊張状態になり、目の筋肉疲労=疲れ目を引き起こします。
■高度情報化社会
「VDT症候群(」ビジュアル・ディスプレー・ターミナル)と呼ばれる健康障害が増えています。パソコンなどのモニター装置付き機器を使う人の間で増えている現代病のこと。目の疲れと痛みを訴える人が多く、頭痛を伴うことも。
■ドライアイ
健康な目の表面は常に涙でぬれていますが、何らかの原因で目の表面が乾くと、目の表面の細胞が障害を受けます。ドライアイは涙の質と量の変化が乾燥を引き起こし、角膜を傷つける病気で、目の疲れのほか様々な症状が現れます。
■環境の変化
労働時間の大半をデスクに向かって過ごす人が増え、「近く」の「細かい」ものを「長時間」見ることが多くなりました。近くのものを凝視し続けると、目の筋肉が凝り固まって疲労しやすくなります。夜型の生活も疲れ目の原因に。
■ストレス
ストレスと疲れ目は相互に関係。見えづらさを我慢して作業をすると集中力が散漫になったり、ミスすることを警戒して普段より精神的な緊張感が高まります。この状態が続くと目は疲れやすくなります。
目の負担を減らす8つのチェックポイント
(1)正しい姿勢でものを見る
目の調整力を過度に働かせないよう、一定の距離を保って見ましょう。眼精疲労や肩こりの予防になります。
(2)暗いところでものを見ない
暗い場所では、目ははっきり見ようとしてオーバーワークにつながります。作業空間の照明が適切か、チェックしましょう。
(3)チラチラと動くモノを見続けない
目は視線の方向を細かに調節し続けなければならないため、目の筋肉疲労を起こしやすくなります。
(4)30cm以上離して見る
デスク上の書類や本を読むときは目との距離を最低30cm以上離しましょう。パソコンのモニターは50cm以上離すのが良いでしょう。
(5)細かいものを見続けない
編み物や刺繍などの細かい作業をするときは目に過度の負担がかかります。時間を決めて作業しましょう。
(6)集中的な作業の間に休憩をとる
こまめに目を休ませることで、疲れ目を防ぎましょう。1時間ごとに数分のリラックスタイムを。
(7)ストレスを感じたら体を休める
目の大敵であるストレスをため込む前に、体を休めたり、適度な運動をしてリラックスしましょう。
(8)目の潤いを奪わないようにする
目の表面の潤いがなくなると、汚れを取り除けなくなり、刺激物から目を守れなくなります。乾燥が気になるときは目薬を。
目が喜ぶオススメ成分
●ブルーベリー
ブルーベリーなどに含まれる色素成分アントシアニンは毛様体筋の血行をよくする働きがあることから眼精疲労の回復にも役立つと言われています。
●DHA(ドコサヘキサエン)
目の細胞に多く含まれ、細胞膜を柔らかくして情報伝達をスムーズにすることで視力改善や維持に役立つと期待されてい
ます。
●ルテイン
緑黄色野菜に含まれるカロテノイドの一種で強い抗酸化力を持ち、目に有害な青色光を吸収。
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参考文献:
石川弘 著『疲れ目の改善、視力低下をふせぐ簡単な方法』
坪田一男 監修『疲れ目・視力減退で悩む人に』
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