2016年07月20日
DNA(デオキシリボ核酸)とRNA(リボ核酸)
私たちの体を構成する約60兆個の細胞。その一つ一つの細胞核に存在する生命の基本物質が『核酸』です。核酸はDNA(デオキシリボ核酸)とRNA(リボ核酸)に大別され、DNAは細胞の遺伝情報の保存と伝達を行います。RNAは細胞質に存在しDNAの情報に基づいてアミノ酸からたんぱく質を作り出しています。
脳や心臓の細胞などを除く、ほとんどの細胞は常に新陳代謝を繰り返し、約200日で全身の細胞が新しく生まれ変わります。新陳代謝で大量消費される核酸は、肝臓で生合成されるか、食品中の核酸から再合成する形で補給されます。成長期までは旺盛だった肝臓での生合成機能は、20歳を過ぎると衰え始め、食品から再合成される核酸への依存度が高まります。食品による核酸の補給が不十分だと再合成のスピードが遅くなって、特に新陳代謝の活発な皮膚や毛髪などの老化が進むことになります。
さらに、核酸は考える機能を司る神経に多く存在するため、頭を使って活動が盛んになると核酸を要求します。衰えを防ぐためにも補給が欠かせません。また、体内で抗体の産生と抑制のバランスを整えて免疫機能を正常に保つなど、様々な働きがあるといわれています。核酸を含む食品はサケやふぐの白子など毎日食べるのが難しい食品ばかり。手軽に摂取できるサプリメントがおすすめです。
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●リボソーム・・・たんぱく質を合成する工場
●mRNA・・・DNAのたんぱく質合成情報をコピーする役割を担っている
●tRNA・・・mRNAがコピーした情報どおりのアミノ酸をリボソームへ運ぶ役割を担っている
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