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トップページ >健康コラム >体を動かす関節のしくみと働き
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体を動かす関節のしくみと働き

2016年01月18日

体を動かす関節のしくみと働き 体を動かすために、関節の働きはとても重要です。骨と骨をつなぐ関節は膝や肩、足首、手首、肘など約350箇所あります。それらを自在に曲げ伸ばしすることで「立つ・座る・歩く」など日常のあらゆる動作を行うことができます。年齢を重ねると骨や筋肉が衰えるように、関節もまた消耗してしまいます。関節の働きを理解して、いつまでも快適に暮らしましょう。骨と骨を連結し、体を動かす「関節」

関節とは

私たちが体を曲げたり伸ばしたりできるのは、骨と骨のつなぎ目にある関節のおかげです。骨と関節の周りは骨格筋という筋肉に覆われていますが、骨格筋の端は腱を介して骨に付着し骨格筋を収縮、弛緩することで骨格を動かしています。骨端どうしの間には関節腔という隙間があり、関節腔は関節包という袋に包まれています。関節包の中にある滑膜は滑液を分泌し、関節の動きを滑らかにするほか、軟骨の栄養にも関わっています。
関節は部位に応じて様々な種類があります。関節面の形状も部位ごとに違い、その形状によって関節の可動性が決まります。例えば肩や股などにある球関節は半球状の関節頭と浅くくぼんだ関節窩からなり、様々な方向に曲げたり回したりすることができます。肘や指などの蝶番(ちょうつがい)関節は円筒状の関節頭と、それがはまり込む関節窩からなり、一方方向にのみ動かすことができます。首などにある車軸関節は、円筒状の関節頭と、車の軸受けのような関節窩からなり、蝶番(ちょうつがい)関節に回転運動を加えた動きができます。これらの他にも、手首には楕円関節、足首には平面関節などがあります。
また、例外として骨と連結して動かない関節(不動関節)もあります。骨どうしがコラーゲン線維によって繋がれる線維性結合などで、ほとんどが頭蓋骨に存在します。


関節には部位に応じてさまざまな種類がある 球関節 肩や股などにあり、あらゆる方向に自由に動かすことができる。 蝶番(ちょうつがい)関節 肘や指などにあり、一方向にのみ動かすことができる。 車軸関節 首などにあり、蝶番関節に回転運動を加えた動きができる。

運動器の障害から生じるロコモティブシンドローム

骨や筋肉関節の運動機能が衰えて自立度が低下する『ロコモティブシンドローム(通称ロコモ)』。超高齢化社会となった近年、要支援や要介護の原因疾患として関節の疾患や骨折・転倒などの運動器障害が25%を占めますが、これは早めの対策で防ぐことが可能です。

要支援・要介護になった原因 その原因のトップは運動器の障害=ロコモ



関節軟骨を補う成分を積極的に補いましょう!

関節の動きに欠かせない「軟骨」とは

コラーゲン線維が網目状のように張り巡らされ、プロテオグリカンという物質の結びついたヒアルロン酸が、間に編み込まれています。プロテオグリカンには、コンドロイチン硫酸などが枝のようにつき、水分を蓄えてスポンジのようなクッションの役割を果たします。

軟骨 グリコサミノグリカン コンドロイチン硫酸 ヒアルロン酸 プロテオグリカン コラーゲン 軟骨細胞

関節のコンディションを左右するグルコサミン

天然アミノ糖の一種で、エビやカニなど甲殻類のネバネバ成分、ムコ多糖に多く含まれています。軟骨や皮膚、爪などに存在し、細胞同士を結びつける結合組織の役割を果たします。すり減った軟骨を修復、再生して体を滑らかに動かすために体内で合成されますが、年齢とともに合成力が低下します。

関節の痛みや代謝を正常化するコンドロイチン

サメの軟骨に豊富に含まれるコンドロイチンは、ムコ多糖類の一種で、軟骨などの細胞間の結合組織にある主要な構成成分。組織に保水性や弾力性を与えて肌のみずみずしさを保つ働きがあります。カルシウム代謝にも関与して骨の成長を促進しますが、年齢とともに合成力が低下して減少します。

クッションのような役割を果たすヒアルロン酸

細胞と細胞をつなぎとめる役割を果たす、ムコ多糖の代表的な成分。軟骨成分としても重要な役割を果たしています。粘り気があり、優れた保水力が特長。スポンジのように、中に水分を蓄えることで軟骨を衝撃から守ります。保水力はヒアルロン酸自身の重量の約6000倍(1グラムで6リットル)もあります。

関節の組織を支えるII型コラーゲン

体内のたんぱく質の約3分の1を占めるコラーゲンは、その構造の違いによって19種類以上のタイプ(型)があるといわれています。体内に最も多いI型は、骨や皮膚の弾力を生みだします。II型コラーゲンは、主に関節軟骨に存在し、再生に欠かせない成分で、関節を強くすると言われています。

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参考文献:
星川吉光著『専門医が治す!ひざの痛み』
帯津良一・都築暢之監修『自分で防ぐ・治す腰・ひざの痛み』
坂井建雄 著『解剖生理学 人体の構造と機能[1]』


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