2015年10月19日
排尿の仕組み
血液中のアンモニアなどの毒素や、過剰な水分、塩分などが腎臓でこされ、尿が作られます。そして腎じんう盂、尿管を経て膀胱に。尿が一定量溜まると、神経が感知して大脳に信号を送り、尿意を感じます。すると膀胱は縮んで尿を押し出そうとし、出口を締めている尿道括約筋は弛み、尿が尿道を通って体外へ排出されます。この仕組みのどこかに問題が生じると頻尿や尿漏れなどの排尿トラブルが起こります。
過活動膀胱
膀胱の不随意(身体が本人の意思どおりにならない)収縮によって尿意切迫感などが起こります。中高年に多く、頻尿を主症状とし、トイレに間に合わずに漏らしてしまう切迫性尿失禁を伴うこともあります。不随意収縮の原因はまだ究明されていません。
前立腺肥大
膀胱の下で尿道を取り囲む形をした前立腺が大きくなったり、前立腺の筋肉が過剰に縮まって尿道が切迫されるために「尿が出にくい」といった症状が起こります。尿道の圧迫が続くと膀胱が勝手に縮みやすくなり頻尿や尿意切迫感などが起こります。
ノコギリヤシ
ハーブの一種で、その果実は古くからアメリカの先住民などがスタミナ源として食べていました。果実から抽出されたエキスが、中高年男性に多い前立腺肥大を改善すると言われています。
亜鉛
体内で鉄の次に多い必須微量元素。排泄トラブルの原因となる男性ホルモンの産生を抑えるといわれ、ノコギリヤシエキスと一緒に摂ることで相乗効果が期待されています。
過活動膀胱
40歳以上の女性に多く、膀胱が勝手に縮んだり過敏な働きをすることで尿意切迫感や切迫性尿失禁、頻尿などが起こります。脳と膀胱の筋肉を結ぶ神経回路に障害が起きる神経系トラブルや、骨盤底筋が出産や加齢によってゆるむことで起こるとされています。
骨盤底筋のゆるみ
お腹に強い力(腹圧)がかかったとき、骨盤底筋という筋肉が膀胱と尿道を支えることで尿道が締まり、尿が漏れるのを防いでいます。この骨盤底筋が出産や加齢、女性ホルモンの低下によってゆるむと、尿道をうまく締められなくなって、尿漏れが起こります。
カボチャの種子
ペポカボチャと呼ばれる薬用カボチャの種子から抽出したエキスは、種子に含まれる脂肪酸と植物ステロールの作用によって、尿道括約筋の働きを良くすると言われています。
ビタミンE
主に細胞膜に存在し、活性酸素を強い抗酸化作用で除去して細胞を守っています。血行を良くして、性ホルモンの生成にも関与し、排尿トラブルを和らげると期待されています。
関連商品
●ノコギリヤシエキス
●ノコギリヤシプレミアム
●亜鉛(栄養機能食品)
●カボチャ種子エキス
●ビタミンE
参考文献:
主婦の友社 編 『下半身の若さがみるみるよみがえる100のコツ』
本間之夫 著 『尿の悩みを解決する本』
|