2015年10月19日
冷えとは何だろう?
『冷え』は未病のサインです。未病とは、病気ではないけれど、健康でもない状態のこと。「手足が冷たい」「背中や腰の周辺が寒いと感じる」状態を『冷え』とよび、冷たい外気に触れたときに感じる一過性のものとは別物です。体が冷えると血管が収縮して血行が悪くなります。血行が悪くなれば代謝も低下し、免疫力も低下します。
冷えると悪化する症状・病気
■ 痛み 〜痛みの症状の多くは冷えが原因〜
水と冷え、痛みの3つは密接に関係し、頭痛や腰痛、神経痛などの痛みをともなう症状は、冷えが原因で起こることが少なくありません。痛みの部分が熱を帯びることがあるのは、温度を上げて痛みを治そうとする体の反応です。
■ 風邪・気管支炎 〜身を守るために発熱を起こす〜
水は生命維持に欠かせませんが、とり過ぎれば体の毒に。漢方では「水毒」といい、体を冷やす原因になります。英語で「COLD」という風邪は、その名の通り冷えが原因。気管支炎や肺炎などの炎症性疾患も冷えと関係があります。風邪や気管支炎になると発熱が起こりますが、まさにこれは、熱を上げて体を守ろうとする反応です。
■ 腸炎 〜下痢や便秘は腸が冷えている証拠〜
就寝中にお腹を冷やすと、下痢を起こしやすくなります。このように、腸炎の症状にみられる下痢は、余分な水分を排出して腸を温めようとする反応です。さらに、あまり腸が冷え過ぎると、その働きが低下して便秘になることもあります。
■ めまい・耳鳴り 〜耳の奥にある過剰なリンパ液が原因〜
めまいや耳鳴りも水毒症のひとつ。耳の中のうずまき管に、リンパ液、つまり水分が多くなり過ぎることで起こると考えられています。めまいと耳鳴りをともなうメニエール症候群で嘔吐の症状が出るのは、内耳を満たしているリンパ液が過剰になり、その水分を出そうとする体の反応です。
運動
食べ物から摂った栄養は、体内でエネルギーに変わり、さまざまな細胞や組織、器官が利用することで熱が生み出されて体温維持に使われます。中でも筋肉は熱を生み出す最大の器官。筋肉から効率よく熱を発生させるには、大きな筋肉を使う運動が効果的です。大きな筋肉は下半身のお尻や脚、胸、おなか、背中に存在します。特に下半身には全身の筋肉の約7割が集中しています。
おすすめはウォーキング。下半身を中心に全身の筋肉を使うことができます。足裏が刺激され、血行が良くなります。
成分
■ いちょう葉エキス
30種類以上の色素成分フラボノイドが含まれ、強い抗酸化力を発揮。血管拡張因子の働きを維持するほか、血流をなめらかに保つと期待されています。特殊成分ギンコライドにも、めぐりを滑らかにする働きがあり、フラボノイドやギンコライドの相乗効果で、冷えやコリ、動脈硬化など生活習慣病の予防・改善、脳機能の維持や向上が期待できます。
■ ビタミンE
脂溶性ビタミンで、主に細胞膜に存在して強い抗酸化力を発揮。老化を進行させ、生活習慣病を引き起こす活性酸素から細胞を守ります。また抹消血管を拡張させて血行を良くする働きもあり、冷えや肩こりを防ぐといわれています。
■ しょうが
「ショウガオール」や「ジンゲロール」などの温め成分が、めぐりを促進させて熱生産を向上させます。この温め効果には即効性があります。めぐりが良くなると体内全ての機能が高まり、余分な水分や気の滞りが改善されます。
関連商品
●いちょう葉エキス
●ビタミンE
●土佐しょうが粒
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