2019年01月31日
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40代以降の女性に訪れる変化
エストロゲンとプロゲステロンという2種類の女性ホルモンは一定周期で卵巣などから分泌されますが、この量やリズムが乱れることで女性特有の悩みを引き起こします。閉経前後の約10年間を更年期といいますが、特にエストロゲンがこの時期に急激に減少して、様々な更年期障害を引き起こします。
女性ホルモンと似た作用
体内に足りなくなったエストロゲンを補うために、よく似た働きをする成分が注目されています。
その代表格がイソフラボン。大豆の胚芽(芽になる部分)に多く含まれるポリフェノールの一種で、エストロゲンと似た構造と働きをします。大豆は長い食経験を持つ食品で、体に優しく安心な成分です。
年齢を重ねるにつれ骨量は低下
現在、多くの中高年の方が骨粗しょう症になっていると推測されています。
骨は古くなった骨を壊し(吸収)、新しい骨をつくる(形成)ことを繰り返す「骨代謝」を行うことで成長します。
最も骨密度が高くなる30歳前後のピークボーンを過ぎると骨量はどんどん低下してしまいます。
カルシウムが過剰に溶け出すのを防ぐ
骨代謝のバランスが崩れ、骨吸収ばかりが働き、カルシウムがどんどんと溶け出すと骨はスカスカになってしまいます。イソフラボンは、骨吸収の暴走する働きを抑えて骨からカルシウムが過剰に溶け出すのを防ぎ、骨密度が下がらないようにする作用をもっています。
参考文献:
家森幸男 監修 『大豆イソフラボンの秘密~日本伝統食に秘められた知力~』