2018年03月15日
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ヒアルロン酸は極めて分子の大きいムコ多糖で、全ての脊椎動物に存在します。
細胞の隙間を埋めている体液がムコ多糖といわれるネバネバ物質ですが、その中でもヒアルロン酸は粘度が非常に高く、保水力(重量の約6000倍=ヒアルロン酸1gで6リットル)が特長です。
ヒアルロン酸は、鶏のトサカやサメの皮、鯨の軟骨などに存在しています。
動物性食品に含まれるものの、肉ではなく皮や骨、軟骨といった部分に多く含まれるため、普通の食品からのヒアルロン酸補給は難しいといえます。
手軽に補給できるサプリメントがおすすめです。
細胞組織の構築や細胞外液の水分調節、関節の潤滑剤などの働きをすると言われています。
肌では真皮に存在。コラーゲンや弾性線維の網目構造の間を埋めつくすことで、体内の細胞をみずみずしく潤し、ミネラルやアミノ酸、ビタミンなどの栄養素を細胞の奥まで浸透させ、肌を滑らかに整えています。
ヒアルロン酸の工業的な生産は、大きく分けて鶏冠(とさか)抽出法と微生物発酵法に大別されます。
鶏冠(とさか)には約1%のヒアルロン酸が含まれており、養鶏産業と連携して生産されています。
微生物発酵法はヒアルロン酸を菌体外に産生して作られています。
微生物発酵法の確立によって大量生産が可能となり、広く普及するようになりました。