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健康コラム

2017年09月26日

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年齢に負けないキレイをつくる!コラーゲンのはたらき

ギモン1 コラーゲンってどんな成分なの?

コラーゲンは、アミノ酸からなるたんぱく質の一種。たんぱく質は筋肉や臓器など、体を構成するのに不可欠な栄養素ですが、そのたんぱく質の約3分の1を占める重要成分です。コラーゲンは、分子量が大きいため、胃腸の消化酵素で分解されて初めて体内に吸収されます。
そのコラーゲンを抽出、精製したものがゼラチン。コラーゲンの強固な3重らせん構造が、熱によってゆるやかにほどけるため、生のコラーゲンよりも消化されやすいのです。ゼラチンをさらに、酵素をつかって分解し、精製して水にも溶けるようにしたのがコラーゲンペプチド。ゼラチンよりも分子量が小さくなるため、水によく溶け、冷やしても固まることはありません。また、コラーゲンやゼラチンよりも、体への吸収性が高くなります。

コラーゲンの変化 コラーゲン アミノ酸がつながった3重らせん構造。食べても消化吸収されにくい。ゼラチン らせん構造をほどいたもの。温水に溶け、冷えると固まる。 コラーゲンペプチド コラーゲンを短く切ったもの。分子量が小さくなり、吸収率が高くなる。

ギモン2 コラーゲンってカラダのどこにあるの?

カラダの中で最もコラーゲンが多い組織は皮膚で、全コラーゲンの約40%を占めます。次に多いのは骨や軟骨。骨といえばカルシウムと思われがちですが、骨の土台にはたんぱく質が重要な成分で、その90%がコラーゲンです。また内蔵や血管にも存在します。コラーゲンは細胞がきちんと並ぶための接着剤や足場のような働きを担っています。

コラーゲンは肌だけでなく全身に存在し、重要な役割を担う 全身におけるコラーゲンの割合 皮膚40% 骨・軟骨10~20% 血管 7~8% その他 43~32%

ギモン3 コラーゲンを口から摂取しても大丈夫?

以前までは「コラーゲンは消化の過程でアミノ酸に分解されてしまうので食べても効果はない」。そんな説が、メディアなどで流れていました。しかし研究が進んだ現在では、すべてがアミノ酸に分解されるのではなく、アミノ酸が数個連なったコラーゲンペプチドとしても吸収されることがわかっています。アミノ酸となったものはコラーゲンなどたんぱく質合成の材料に。コラーゲンペプチドは細胞内に命令を与え、細胞を活性化。コラーゲンを作る環境を整えたりヒアルロン酸を作る活動を始めるなど、多くの働きをすることがわかっています。

コラーゲンペプチド摂取で肌のハリに変化が!

ギモン4 体内のコラーゲンの質でカラダ年齢が決まる!?

老化=カラダのサビつきの原因として活性酸素による「酸化」がよく知られていますが、近年、注目されているのが「糖化」です。「糖化」とは私たちが毎日食事で取り入れる糖の一部がカラダのたんぱく質中のアミノ酸と反応して老化物質を増やすこと。糖化したコラーゲンは分解されにくくなり、代謝がスムーズに行われなくなり、古びて硬くなってしまいます。その結果、皮膚や骨、関節などコラーゲンの多い組織に悪影響を及ぼします。体全体の若々しさを維持するためには、コラーゲンの代謝を促し、良質な状態に保つことが大切なのです。

コラーゲンの劣化は全身の老化に関係する

コラーゲン習慣で若々しい毎日を送ろう

(1)サプリメントを活用しよう!

食材からの摂取は吸収効率やカロリーにも注意が必要。サプリメントを上手に利用しましょう!

(2)毎日続けて摂ろう!

コラーゲンはサプリメントで摂取しても、血中に留まるのは数時間程度。毎日継続して摂ることが大切!

(3)サポート成分と摂ろう!

悩みや目的に応じて、相性の良い成分も一緒に摂りましょう!

肌の潤いをキープ!セラミド スクワレン ヒアルロン酸 エラスチン ビタミンC 骨や関節に カルシウム 大豆イソフラボン グルコサミン 爪や髪に 亜鉛 ビタミンC

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参考文献:
真野博 著 『コラーゲン完全バイブル』

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