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健康コラム

2016年11月18日

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飲む機会が増えるこの季節 お酒と正しくつきあおう

飲む機会が増えるこの季節 お酒と正しくつきあおう 年末年始はお酒を飲む機会が増える時期です。家族や友人と親交を深める機会ですが、つい飲み過ぎて肝臓に負担をかけがちに。肝臓はアルコール分解だけでなく様々な働きを担う大切な臓器。自分の適量を知り、肝臓をいたわりながらお酒を楽しみましょう。

肝臓の役割

(1)解毒

体内にできたアンモニアなどの老廃物や、吸収されたアルコール、薬の成分などを酵素の力で分解し、二酸化炭素や水、尿素に変えて体外に排出します。
肝臓で処理される血液量は、毎分約1.5リットルで1日に約2,160リットル。この血液量からも肝臓の代謝と解毒の働きが私たちの生命活動を支えていることがわかります。

肝臓の解毒作用 アセトアルデヒド 水 二酸化炭素 無害化する

(2)代謝

3大栄養素(たんぱく質・糖質・脂質)を体に必要な物質に分解、合成、貯蓄する代謝機能を担っています。他にもビタミンやミネラルなど様々な栄養素を体内に取り入れます。これらはそのままの形ではエネルギーや筋肉の組織になることはできません。体に適した物質に分解、合成、貯蔵され体の要求に応じて血液中に送り出します。

(3)胆汁の分泌

脂肪の消化、吸収を助ける胆汁を作り、胆管から十二指腸に分泌します。食物の脂質をグリセリンと脂肪酸に分解する時、効率よく働くよう胆汁が活性化しています。
他にも肝臓の働きは古くなった赤血球、不要になったホルモンを分解する・肝臓にある免疫細胞が免疫成分を出して血液中の細菌を排除するなど200以上の働きがあるといわれています。

飲酒による肝臓の負担

(1)アルコール性脂肪肝

アルコールのとりすぎで肝臓の働きに変調をきたし、肝臓に中性脂肪がたまって大きく肥えた状態です。

(2)アルコール性肝炎

酒の飲み過ぎで急速に肝臓が傷めつけられた状態。普段から酒をよく飲む人がいつもより大量のアルコールをとったときに起きる急性の肝障害です。

(3)アルコール性肝硬変

肝細胞の破壊や変性が繰り返されるうちに肝臓の構造が変化し、硬くなり萎縮します。ウイルス性肝硬変と違い、断酒を続けていれば改善に向かい、命を落とすまでには至らない場合が多いです。

肝臓が一晩で分解できるアルコール量

肝臓を労りながらお酒を楽しむには、適量を守ることが大切。これは一般的な肝臓のアルコール処理能力ですが、適量には個人差があります。酵素の力が弱く十分にアセトアルデヒドの分解が出来ないと、体にお酒が残ってしまい、悪酔いや二日酔いになってしまいます。

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お酒の強い味方 ウコン

ウコンとは ウコンはショウガ科の植物で、ミネラルや食物繊維を豊富に含んでいる根茎です。熱帯の植物であるため、日本では主に沖縄、海外では中国やインドで栽培されています。

クルクミンのチカラ 胆汁を分泌して肝機能を活性にし、アセトアルデヒドを酵素の力で分解する際、クルクミンが手助けをします。アルコールの量が多かったり、分解する力が弱い方は積極的に摂取したい成分です。

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ウコンエキス粒

参考文献:
主婦の友社編『肝臓にぐぐっと効く本』
主婦の友社編『肝機能を高める知恵とコツ』

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