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健康コラム

2016年10月21日

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五大栄養素 ビタミンの役割を知ろう

栄養素の代謝の「潤滑油」バランス摂取が重要

栄養素は、体内での働きによって主にエネルギー源となる炭水化物(糖質+食物繊維)、脂質、たんぱく質(3大栄養素)と、体の機能調整役となるビタミン、ミネラルに大別されます。
ビタミンは体をつくる材料やエネルギーそのものにはなりませんが、代謝のスイッチを入れる「補酵素」として働く微量栄養素。3大栄養素がスムーズに仕事を行うための手助けをする重要な存在です。微量ながらも体の健康維持に欠かせない栄養素、ビタミン。ここではいろいろなビタミンの働きを紹介します。

ガソリンの役割 三大栄養素 炭水化物 脂質 タンパク質 エネルギー源 人間の体 エンジンをかける役割 ビタミン ミネラル

色々なビタミンを知ろう ビタミンE 細胞膜の酸化を抑えて有害な過酸化脂質から細胞を守り、老化予防に働く。血行を良くするので冷え性や頭痛、肩こりなどにも力を発揮。 CはEが活性酸素をスムーズに取り除くことができるよう助ける。E・C・Aは「抗酸化トリオ」。 ビタミンC ウイルスの侵入を防ぐ白血球をサポート。免疫力を強化して風邪予防に働く。コラーゲンの生成にも不可欠で、強い抗酸化作用が特徴。 Eが活性酸素を抑えるとき、Cが相乗効果で老化防止。CとE・Aは美肌効果がある「抗酸化ビタミン」。 ビタミンD カルシウム(Ca)やリンの吸収に必要なたんぱく質の合成を促進することで、Ca吸収を助ける。骨や歯の形成に不可欠で、血中Ca濃度も保つ。 DはCaが骨に沈着するのを促す働きがあるため、同時に摂取すると非常に効果的。 ビタミンP フラボノイド(色素)の仲間で、ビタミンCの働きを助ける。毛細血管の透過性のバランスをよくして強化。血圧の上昇を抑制する作用を助ける。 Cは不安定で壊れやすいビタミンだが、Pが安定させて活性酸素を押さえ、働きをサポートする。 ビタミンB1 炭水化物の代謝に重要で、エネルギーに変わるために必要な補酵素。米を主食とする日本人には特に重要なビタミン。神経機能を維持する働きも。 人はごはんやパン、麺などに含まれる炭水化物をエネルギー源とするが、その変換時に手助けをする。 ビタミンB2 牛乳から発見されたビタミンで、細胞の再生や新生を促し成長を促進させる。脂質からのエネルギー産生に深く関与。別名「発育のビタミン」。 パントテン酸は脂質がエネルギーに変わるときB2と一緒にサポート。B6が体内で働く為に手助けが不可欠。

ビタミンB12 ミネラルの一種、コバルトを含み深紅の結晶になるため赤く、「赤いビタミン」とも呼ばれる。赤血球の生成時、ヘモグロビンの合成を助ける。 赤血球が生成される時にB12と共に働き、どちらの成分が不足しても悪性貧血を招く。 ビタミンB6 主にたんぱく質の代謝に関わり、皮膚や神経を正常に保つ働きがある。アミノ酸を体のパーツに合ったたんぱく質に組み立て直すサポートも。 B6はB2がなければ元気に活動できない。B6は新たにナイアシンがつくられるのをサポート。 βカロチン 植物に含まれる黄色やオレンジ色の色素成分で、体内ではビタミンAに変わる。「目のビタミン」とも言われ、健康的な瞳には欠かせない。 AとC、Eはいっしょにとると美肌効果倍増!抗酸化ビタミン=美肌トリオと呼ばれている。 ナイアシン ビタミンB群の一種で、体内最多。多くの酵素の補酵素になり、3大栄養素の代謝や、アルコール代謝を促すはたらきもある。 B群は単体よりまとめて摂った方が効率よく作用。特にナイアシンがトリプトファンから合成される時B6が必要。 パントテン酸 いやし系の栄養素とも言われ、ストレスを和らげるホルモンづくりをサポート。風邪のウイルスと戦う抗体をつくる事にも関わっている。 イキイキとした肌や髪を保つために、パントテン酸はCと一緒になって働く。 葉酸 ほうれん草から発見された。細胞の新生に働き、胎児の発育や造血に不可欠。きれいな赤血球をつくり、全身に酸素を運ぶサポートをしている。 造血ビタミンとも呼ばれる葉酸は赤血球の合成時、B12とともに働いて貧血を防ぐ。

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参考文献:
吉田 企世子・松田 早苗監修『安全においしく食べるためのあたらしい栄養学』
田中 明・蒲池 桂子監修『栄養素キャラクター図鑑』

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