2016年06月17日
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小さいごまの粒のわずか1%ほどに存在する成分「ゴマリグナン」。リグナンというものは植物の種子、茎、根などに含まれていますが、ゴマリグナンはごまにしか含まれない特有な微量成分です。ゴマリグナンは強い抗酸化力を持ちます。ごま油が酸化しにくいのはこの為です。その他肝機能向上などの作用があり健康維持への効果が期待されています。
ゴマリグナンはセサミン、セサモリン、セサモール、セサミノールなどの成分によって構成されていて中でも存在する量が多いのはセサミンとセサモリンです。セサミンは体内に吸収されると肝臓の代謝を高め高い抗酸化性を発揮するようになります。有害な活性酸素の働きを抑え、老化防止に役立つと言われ、わずか1%の含有量でも十分なパワーを発揮します。
悪玉コレステロールを下げる
ゴマリグナン(セサミン)に、血液中のコレステロールを低下させる作用があると期待されています。しかも善玉コレステロールは下げずに、悪玉コレステロールを下げる働きがあると言われています。
アルコール分解促進
肝機能の働きを強化してアルコールの分解をスムーズにすると言われています。またアセトアルデヒドと言われる有害物質が体内に残らないように働くと言われ二日酔い予防にも効果的です。
血圧上昇抑制
血管の活性を高めることで虚血の発症を防ぐ環境を作り出し、血圧の上昇を抑えると考えられています。
老化防止
強い抗酸化力で皮膚や体内のダメージを和らげ、老化を遅らせると言われています。また、抗酸化力の強いビタミンEの消耗を少なくして老化を抑制する作用があると言われています。
参考文献:
株式会社枻出版社『趣味の教科書 ごまのすべてがわかる本』
清水 昌監修『1億人の薬効食 やっぱり「ゴマ」が効く!』
菅野 道廣著『ゴマは小粒でも栄養満点~リグナンなどの成分が機能性を発揮~』