2015年10月19日
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心臓は血液を循環させて酸素や栄養を全身の臓器に送る、ポンプの役割をしています。血圧はこの心臓の拍動によって生じます。心臓が収縮して血液を送り出した瞬間に最も高い圧力がかかります。
これが『収縮期血圧』(上の血圧)。心臓が拡張して血液が戻ってきたときは、圧力が最も低く『拡張期血圧』(下の血圧)といいます。
1. 塩分摂取量は1日6g未満に
日本人の1日の平均食塩摂取量は、男性11.1g、女性9.4g。塩分の摂りすぎは高血圧の原因になります。香辛料や酸味などで工夫して徐々に減塩を。
2. 体重をコントロールする
肥満の人は、血圧が上がり
やすいので要注意。過食を防
ぐため、腹八分を心がけて食べましょう。BMIは25未満を目標に。
3. ミネラル、食物繊維をしっかり
カリウムはナトリウムの排出を助け、マグネシウム、カルシウムも血圧降下に役立ちます。食物繊維はナトリウム排出や便秘改善にも。
4. サラサラ成分を積極的に食べる
青魚に含まれるDHAやEPAには血液を固まりにくくする作用や、血管を拡張する作用があるため、心筋梗塞や脳梗塞、高血圧予防に有効的といわれています。
5. 毎朝晩、血圧測定を
血圧は1日の中で変動しています。朝と夜に測定することで、より正確に血圧の状態を知ることができます。
6. 毎日30分以上の運動を
運動は血管内皮機能を改善し、降圧効果が得られます。数回に分けて行っても良いので、ウォーキングなどの有酸素運動を。
●カルシウム
●DHA(ドコサヘキサエン酸)
●EPA(エイコサペンタエン酸)
参考文献:
平成25年 国民健康栄養調査 主婦の友 編『血圧にぐぐっと効く本』
主婦の友 編『初めて知る高血圧』 NHKテレビテキスト『今日の健康』