2015年9月16日
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レシチンは、大豆などに含まれる脂質の一種。細胞膜などの生体膜や脳、神経細胞の構成成分として重要な役割を担っています。
レシチンは脳内で情報を伝える神経伝達物質の一種「アセチルコリン」の原料となり、記憶や学習に関与。不足すると認知障害などを起こすと言われています。レシチンを補給すると脳が活性化し、記憶力や集中力が高まり、認知症予防に役立つと期待されています。
コレステロールは、細胞膜やホルモン、胆汁酸の原料として不可欠な成分ですが、増え過ぎると動脈硬化などの原因となります。コレステロールは体内で「リポたんぱく」というたんぱく質と結合して移動しています。このコレステロールと、リポたんぱくを結合させる接着剤の役割を果たしているのがレシチンです。
レシチンは、溶け合うことのない水と油の両方になじむ乳化作用を持ち、コレステロールが血管壁に沈着するのを防ぎます。レシチンが豊富に存在すると、血中のコレステロールが適正に調節されて動脈硬化を予防すると考えられています。
また、コレステロールを肝臓に運んで排出させる働きを持つことから、肝機能を高め脂溶性ビタミン(A、E等)の吸収を良くすると言われています。また、脂肪の代謝を促す物質を作り出すため、肥満の改善にも有効だと考えられています。