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健康コラム

2015年3月16日

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気になるあの食品、あの成分 DHA EPA

気になるあの食品、あの成分 DHA EPA

DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は、マグロやサバなど日本人に馴染みの深い青魚に多く含まれるn-3系の多価不飽和脂肪酸。この2成分には共通の働きが多く、その代表的なものが血管と血液への作用です。どちらも血液をサラサラにする作用があります。
DHAやEPAは、摂取すると細胞膜に取り込まれ、その細胞の柔軟性を高める性質があります。DHAやEPAを摂ると、血管や赤血球の柔軟性を保てるため、動脈硬化の予防に役立つと考えられています。特にEPAには、血栓を作らせない成分が豊富で抗血栓作用では、より優れています。
DHAは学習機能をつかさどる大脳皮質や、記憶の貯蔵庫となる海馬などに多く存在しています。神経細胞は加齢によって減少し、脳内のDHAも減少しますが、DHAを補うと、情報伝達を送受信するシナプスの細胞膜が柔軟になって脳が活性化。学習や認知機能の維持に役立つと考えられています。
さらにDHAは目の網膜にも高濃度で含まれていて、目の情報伝達にも重要な役割を果たしています。
DHA・EPAは人の体内ではほとんど合成できないため、食事から摂る必要があります。成人男女に対して1日1g 以上のDHA・EPA摂取が推奨され、毎日、青魚を食べるのが理想的ですが、それが難しい方には手軽に摂取できるサプリメントがおすすめです。

DHA・EPA1日の摂取目標値

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