2015年2月16日
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人の体の約70%は水分ですが、次に多いのがたんぱく質で、約20%を占めています。たんぱく質は筋肉や臓器などを構成するほか、酵素やホルモンの材料にもなり、体のいたるところで重要な役割を担っています。このたんぱく質の材料となるのがアミノ酸。自然界には約500種類のアミノ酸が存在しますが、人の体を構成するのは20種類。アミノ酸は共通の部品で、食べ物に含まれるたんぱく質をアミノ酸に分解し、体のたんぱく質の材料に流用しています。
筋肉の主成分となるたんぱく質にはバリン、ロイシン、イソロイシンという3つのアミノ酸が多く含まれています。これらはBCAA(分岐鎖アミノ酸)と呼ばれ、筋肉中の必須アミノ酸の半分近くを占めています。筋肉の増強や加齢にともなう筋力低下の予防に不可欠で、ロコモ予防には運動とロイシン高配合のアミノ酸補給が効果的だといえます。
肌や髪などの材料として美容に役立ち、また肝機能や免疫機能を支えるなど、アミノ酸は重要な働きを担っています。